https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240627/k10014494421000.html

動画配信の「ニコニコ動画」や書籍の出版などにシステム障害が起きている出版大手KADOKAWAについて「BlackSuit」(ブラック・スーツ)と名乗るハッカー集団が、サイバー攻撃によって会社の事業計画やユーザーなどのデータを盗み取ったと主張する犯行声明を出したことがわかりました。

KADOKAWAは今月8日グループ会社のデータセンターのサーバーが身代金型のコンピューターウイルス=ランサムウエアによるサイバー攻撃を受けるなどしてシステム障害が発生し、「ニコニコ動画」や書籍の出版といったグループ全体の事業に影響が出ています。

27日午後、「BlackSuit」を名乗るハッカー集団がネット上の闇サイトでKADOKAWAのネットワークに侵入し、データを盗み取ったと主張する犯行声明を出したことがわかりました。

サイトを確認したセキュリティー関係者によりますと、データは事業計画やユーザーに関わる情報などあわせて1.5テラバイト分で、身代金の支払いに応じなければ来月1日にもすべてのデータを公開すると主張していると言うことです。