二葉を差し出して助かろうという考えがよぎる一葉
しかし二葉を差し出したら永遠の孤独が待っているという事実も忘れてはいない
そしてそんなことを考えてしまった自らのあさましさに苦しむ
このような自分はもうニ葉と一緒に永遠を過ごす資格はないと思い詰めた彼はセイレーンの元へ赴く
一葉はすべての事情を話す
人魚を殺したのは自分であることと自分も食して永遠の命を手にしていることまで全て説明する
そのうえで自分は罰を受けるから二葉は助けてほしいと訴える
ニ葉は瀕死の状態のところで知らずのうちに永遠の命を与えられてしまったのであって悪いのは自分だけであると
セイレーンはその訴えを聞き入れ一葉だけをくらい海の底へ沈めていずこかへ旅立ち消える
残されたニ葉は永遠を一人孤独に過ごすうちに発狂しキメラ化する
死ねないまま気が狂ったまま永遠を彷徨う悲しいキメラに