にもかかわらず、山口はその点に触れず、山口の告発は終始
「誰が繋がっていたのか」という方向に集中していて、
「同じ建物に住んでいた」という明白な不気味であり、恐怖や脅威、を告発の柱に据えていない。
これは逆に、男が突然現れた異物ではなく、すでにそこにいた存在”であることを暗に認識していた可能性を示しているのではないだろうか。
不思議である。