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1月中旬

インフルエンザ 目立つ感染後の細菌性肺炎 大人の入院も増加…「あまり経験したことない状況」
ヨミドクター
2025/1/16
藤沢市民病院(神奈川県)臨床検査科の診療科部長、清水博之さんに理由などを聞きました。

インフルエンザで入院する人の多くは例年、子どもです。〈1〉熱性けいれんを起こしやい〈2〉水分補給ができない――といった理由からです。しかし、今シーズンは当初から、大人も目立ち、これまであまり経験したことがない状況が続いています。

インフルエンザによって肺炎になる患者さんもいます。また、インフルエンザに感染した後、続けて肺炎球菌や黄色ブドウ球菌といった別の病原体に二次感染し、細菌性肺炎を発症するケースが目立ちます。
現在流行している🦠は、2009年に新型インフルエンザとして蔓延(まんえん)したA型の「H1N1」というタイプで、ほぼ100%を占めています。🦠に感染すると、気道の粘膜がダメージを受けます。特に、H1N1にかかった後は、外から入ってきた病原体が体内に入らないようにするバリア機能が低下し、インフルエンザとは別の細菌にも感染しやすい状態になってしまいます。