>>688
続き
ぬるま湯状態の自分に対して発破をかけてくれたのは、前田のAKB時代から大親友の衣装デザイナー・茅野しのぶだ。
彼女は助言がとてもうまい人で、いまだに前田がダメになったときに唯一おしりを叩いてくれる人で、そんな茅野が「あっちゃん、『まあ、いいか……』じゃないよ! 私は何かを諦めているあっちゃんを見たくない。そんな考えはもったいない!」と叱ってくれたという。
そして、いろいろと考えた結果たどり着いた答えが、事務所から独立して一からやってみようということでした。
そこに辿り着くまでは葛藤を抱えたモヤモヤ期で、あのタイミングで出産してよかったと思い、もしあのときに出産を経験していなかったら、真剣に将来を考えることすらなかっただろうし、今やっている役者という仕事も全うできていなかったかもしれない。