(長岡米フェス NGT 同日共演記念作品 第四弾)

荻野は もう忘れたかしら
お互い 黒い 服装にして
松尾と行った 青山の焼肉屋
一緒に出ようねって 言ったのに

外で(文春)記者が 待たされた
(店内では)由佳の髪が 炭火で焦げて
小さな彼氏 ゲラゲラ笑った
荻野は松尾の からだを抱いて
帰ろうねって 言ったのよ

4位だったあの頃 何も恐くなかった
ただ不正の発覚が 恐かった

荻野は もう捨てたのかしら
二十四色の クレパス買って
松尾が描いた 荻野の似顔絵
うまく描いてねって 言ったのに

なぜかトカゲを 書いたのよ
荻野由佳には 三途川
三畳一間の 小さな独居(房)
オヤジ(刑務官)は荻野の 嘘泣き見つめ
悲しいかいって きいたのよ

ホリプロの あの頃 何も恐くなかった
ただ西尾のイチャイチャが 恐かった