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真ホワイトシスターズ物語

国境に誓い帝国領外地から内地に向けて船が出ている港の有る街までに、何とか徒歩で帝国近衛軍製大型荷車を交代で牽きながらたどり着いたYとHとS

最初に居た街から出発して1番目に着いた街で近衛軍からの提案で、民間人としてではなくて予備兵扱いの軍属なのだから、所属を近衛軍に戻して偵察任務として港街に向かう方がいろいろと有利との提案に乗り

当初のルートとは違うかなりの遠回りになる使用禁止道路を移動する、危険に満ちた偵察任務ではあったが、無事にたどり着けた喜びをYとHとSは分かち合っていた

港街の入場受付窓口でYとHとSは案内係の女性に別室に案内をされる
案内された部屋はシンプルな作りでは有るが家具調度品は良い品揃えとYとHとSにもひと目で分かる
アルコール飲料こそ用意はされてないが代わりにソフトドリンクを幾つかと
軽食とお菓子が幾つかテーブルに置かれているのは
YとHとSには嬉しいことであった

お迎えの近衛軍の方がお見えになるまでこちらでお寛ぎくださいと話して

案内係の女性は部屋の外に待機しておりますので何か御用が有りましたらお呼び下さいと告げて部屋を出る

街に付けばやっと任務から解放される喜びと只で飲み食い出来る嬉しさに
YとHとSは用意されている食事を貪りながらソフトドリンクを入れ物ごと掴んでラッパ飲みしている
勿論余った分は持ち合わせている容器に移す事も忘れないので、用意された食料品は全てYとHとSの体内か容器のどちらかに収められていき
テーブルの上には空き容器だけ残すのみである